美しすぎる仏像は奈良の璉珹寺(れんじょうじ)ほとけ女子と5月花の寺

ニオイバンマツリ お寺めぐり

美しすぎる仏さまは奈良の璉珹寺(れんじょうじ)

白くすらっとした美しい姿に阿弥陀(あみださま)と言われて驚きました。白く美しい女のお姿人は光明皇后がモデルとされています。本尊の木造阿弥陀如来立像(県指定文化財)は、下半身に袴を穿き上半身は肌を露にした白色裸形の像なのです。袴は50年に1 度取り替えられますが、これはお寺に関わりがある未婚の女性二人だけがご奉仕できるもの。平成10年ちょうどご住職お嬢様お二人が選ばれてお着換えを奉仕されました。その際の袴が展示されています。

脇侍の木造観音菩薩立像(重文)は奈良時代の作、木造勢至菩薩立像は室町時代の作も、またよいお顔ですのでこの本堂でゆっくりとした時間を過ごしてくださいね。

間近で拝見してほしいのですが、指と指の間の水かきのような部分「縵網(まんもう)」が広いのです。仏さまは衆中を漏らさず救うためにこの膜が広がっているといいます。

さらに、御本尊の両脇侍である、観音菩薩立像・勢至菩薩立像(いずれも重文)も素晴らしいんです!特に観音菩薩立像は、奈良時代末期から平安初期の作とされ、体の曲線が美しい美仏でした。隣には「地蔵菩薩座像」です。

奈良の璉珹寺(れんじょうじ)でまったりカフェのおもてなし

この時期にはお座敷の方でお茶とお菓子のおもてなしもあります。ゆったりとして空間で過ごす時間はとっても贅沢です。

奈良の璉珹寺(れんじょうじ)は庭の花も美しい

匂蕃茉莉(においばんまつり)

寺門で迎えてくれるのは紫と白、そしてかぐわしい香りで迎えてくれます。「茉莉花(まりか)」とも呼んでいますが、この花は咲き始めは紫、そして次第に白色に変化していくそうです。

大山蓮華(おおやまれんげ)

奈良県南部の大峰山に自生するという蓮の花にも似た繊細で美しい白い花の花弁を持ちます。気品がある姿で貴重なお花です。

うるわし奈良通信の忠内香織さんのガイドで行きました

奈良ならまち璉珹寺のアクセス

<住所> 奈良県奈良市西紀寺町45
<電話> 0742-22-4887
<拝観> 基本的に5月のみ500円
<駐車場> なし
電車・バスでお越しの場合
JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「田中町/紀寺町」下車 徒歩2分


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