奈良には「丹生川上(にゅうかわかみ)神社」という名前の神社が3つも揃っています。
しかも、上社、中社、下社と名付けられて、今では共に「三社めぐり」があります。
3つはかなり離れていますが、車でそれぞれめぐってきました。水の神様らしくて清々しい気持ちになれました。中社は美味しいお水を境内からいただくことができます。
丹生川上神社は三社もある!
日本最古の水神を祀る
日本最古より水を司る龍神を祀る丹生川上神社。
神武天皇が苦境に立たれた時、「丹生川上」で天神の教示を受け、後に畝傍橿原で即位されたと言います。奉謝して創建されたのが丹生川上神社です。
本来一社であった丹生川上神社は、江戸から大正時代にかけてその場を主張して三社となりました。
しかし現在では、三社の丹生川上神社が古から伝わる丹生川上神社祭祀を継承し、三社巡りとして繋がっています。
丹生川上神社三社めぐり御朱印めぐり
丹生川上神社三社めぐりでは、特別に御朱印用紙として吉野手すき和紙が用意されています。これは最初にお詣りする神社で初穂料として1000円を納めます。ここで御朱印用紙を受け取り、各社で300円で御朱印を受けて廻ります。
丹生川上神社サイトより引用
丹生川上神社三社めぐり霊玉めぐり
諸願成就を祈念した御霊守。各社毎の初穂料3000円で三社それぞれ異なる霊玉を受け取ります。上社で水の霊(翡翠)・当社で神の霊(紅水晶)・下社で力の霊(黒瑪瑙)。三社のチカラを結集した「水神力」は、三社めぐる努力の結晶ともいえます。
丹生川上神社サイトより引用
丹生川上神社三社めぐり、三社へのアクセスは?参拝路マップ
いずれも奈良の中央部に位置する吉野あたり。それぞれのアクセスを紹介します。
バスは利用する日や時間によって異なるので要注意です。車の場合は以下のマップが参考になります。
丹生川上神社(上社)
元来の神社はダムに沈んだため、高台に新しく建てられました。見晴らしがよく吉野美林の山並みと龍神湖、大滝ダムの姿が一望できます。
奈良県吉野郡川上村大字迫869-1
TEL:0746-52-0733
丹生川上神社(中社)
中社は「丹生川上神社」とだけ名乗こともあります。神社境内には御神水を頂ける場所があります。井戸からお水を汲んで入れることが出来ます。
本殿に龍玉があります。初穂料を納めて受け取り、神社から歩いて五分ほど、滝に向かってお祈りして二回自分の息を吹き込んでから滝水に投げます。
〒633-2431 奈良県吉野郡東吉野村大字小968
電話:0746-42-0032
夢淵にお神酒を納め、魚を放ちその魚の酔いっぷりで占っていたそうです。
だから、魚篇に占いで「鮎(あゆ)」なんですって
丹生川上神社中社への電車とバスによるアクセス※休日のコミュニティバスをご利用の場合は、事前予約が必要です。
電話:0746-42-0441(東吉野役場)
丹生川上神社(下社)
神社境内には、黒馬と白馬が実際にいて、その愛くるしい姿をみせてくれます。
その昔、水の神様に祈願する際に、雨乞いのときには黒馬、雨がやんでほしいときは白馬を奉納していました。その由縁から、絵馬には白馬黒馬が描かれています。
境内の自然に配慮しながら立ち上がる神殿の階も見事です。
奈良県吉野郡下市町長谷1-1
電話:0747-58-0823
アクセス:近鉄下市口駅からバスで45分(洞川行)長谷下車から(すぐ)
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