奈良ホテルのランチは三笠派?花菊派?
ホテルはレストランが2つ、ティールームとバーがあります。
レストラン「三笠」は創業以来変わらぬクラシカルな本館で過ごすフレンチレストランです。
日本料理「花菊」は新館でお天気が良いと奈良市内だけでなく大和の青垣と言える山なみを眺めてお食事できます。「三笠」のアフタヌーンティーは季節ごとに変わるので予約方法はこちらから案内しています。
奈良ホテルすべてが美術館。上村松園の花嫁さん
フロントからはいってすぐ右手を見てください。
鳥居に囲まれた鏡の先には、上村松園が描いた花嫁さんが掲げられています。
角隠しと黒の花嫁衣裳を着た美しい花嫁を描いた上村松園(1875~1949)の「花嫁」
上村松園の作品でも最上級の出来栄えです。
また奈良には松柏美術館もあるので近鉄奈良から足を延ばしてみても良いですね。
旧満州国皇帝・愛新覚羅溥儀(ふぎ)が昭和10年(1935年)に国賓として来日し宿泊するのに合わせて購入された歴史があります。
時代を経ていまなお見られ、かつ写真撮影も可能だと言います。
「美人舞妓」中村大三郎(1898~1947)とともに奈良の美人さんに会ってくださいね。
奈良ホテルのアインシュタインのピアノ、平成の大時計@ラウンジ
フロント右手進むと、ソファが並ぶラウンジがあります。そこには「奈良ホテル館内調度品&美術品めぐり」というパンフレットがあるので、ぜひいただきましょう。
ソファでくつろぎながら、じっくり眺めて館内をめぐましょう。
ラウンジをぐるりと見わたすと「アインシュタインのピアノ」と呼ばれ愛されているピアノがあります。1922年(大正11年)にアインシュタインが宿泊した時に弾いたもの。無事里帰りが出来ました。
また、「平成の大時計」があり15分毎にメロディが流れます。15分、30分、45分とそれぞれ讃美歌のフレーズごとに奏でられますが、0分ちょうどになると、メロディーがすべて聴けます。
1990年(平成2年)今上天皇(現在の上皇上皇后両陛下)の即位のお祝いです。
奈良ホテルヒストリー。クラシカルホテルの扉へ
奈良ホテルの公式サイトの「奈良ホテルヒストリー」からその歴史をたどることが出来ます。
1909年(明治42年)10月17日に開業した奈良ホテル、和洋折衷様式という独特のスタイルの建物です。
日露戦争に勝った日本に海外からお客様が増えたため、政府は全国の主なホテル・旅館経営者を集め必要な保護特典を付することを発表したとき、大倉喜八郎(関東・帝国ホテル創業)、西村仁兵衛(関西・都ホテル創業)が活動を起こしました。眺望に恵まれた高畑町飛鳥山が選ばれ、鹿鳴館の建設費用の約2倍である35万円がかけられたそうです。
魅力は実際に扉を開いて体感してください。どの季節も素敵ですが、やはり
奈良は桜、それも八重桜ですね。
奈良ホテルのホテルショップで特製ホテルクッキーを買って帰ろう
ホテルショップ(本館1階)はミュージアムショップのように、奈良銘品の数々が並んでいます。奈良一刀彫人形や赤膚焼のお茶碗、墨や和紙など日本文化の形をお持ち帰りもできます。
でもおススメなのは、奈良ホテルクッキー缶。ブルーに宝相華のデザインは変わることなく、10種類のクッキーはさらに美味しくなりました。オンラインショップでも扱っています。ショップでぜひお土産にしてくださいね。
営業時間は朝7時半から夜20時半まで。
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