佐渡出身のシェフが手掛けるひとさらは絶品です。写真家野村哲也さんが引率する佐渡の旅で「佐渡で一番おいしい野菜を出してくれるフレンチレストラン」として紹介してもらいました。
『ラ・プラージュ』シェフ須藤良隆さん
恵まれた自然とあたたかい人の手で育まれた、佐渡ならではの食材たち。ここでしか味わえない料理に仕立てて、多くの人が訪れる島に。
シェフ須藤良隆さんの紹介記事を見つけました。
この笑顔の通りのお人柄で慕われ、エントランスにはサインが入ったユニフォームが飾ってありました。
美味しいヒミツは、地元のみなさんと丁寧に関わり、佐渡産を取り入れているからなのですね。美味しさを引き立てるうつわも佐渡産と知りました。
佐渡の野菜がおいしい
メインのお魚に添えられたズッキーニやアスパラはもちろん佐渡産です。向こう側にはインド料理にヒントを得て、茄子を衣で包んで揚げてあり食感ともにびっくりしました。
「独自につくっている堆肥で大切に育てていて、とてもおいしいです。『ラ・プラージュ』でも使わせてもらっているんですが、とれたての野菜や果物は格別。若いうちに収穫し、流通の過程で熟させるものとは全然違って、香りが良くて味が濃いんですよ。ちょうどよく熟れたものを、そのまま使うと仕上がりも全然違います」(須藤さん)
佐渡の海の幸が美味しい
アオリイカを丁寧に湯引きしてあり、生のようで生でなく、茹ですぎることない絶妙な味です。イカ墨をソースでも味わえます。こちらも野菜が美味しく一枚の芸術作品を味わいました。
「父方のルーツが魚屋なんですよ。普通なら市場で直接買えないんですが、旅館を始めた祖父の代まで営んでいたから、購入できる権利を得ているんです。新鮮で質のいい魚介類を自分の目で見極められるのは、料理人にとってとてもありがたいこと。和食の料理長にも助けてもらいながら、常にいいものを仕入れています」(須藤さん)
デザートもおいしい
この日は紅茶のソルベ、オペラ、そして“黒いダイヤモンド”と呼ばれるというイチジク「ビオレ・ソリエス」が添えられていました。ちょうど赤ワインにも合う美味です。
佐渡島は「おけさ柿」や最高級の洋梨「ル レクチエ」、イチジク「ビオレ・ソリエス」など特産品も多いですし、りんごや梨も美味しいです。
「幼い頃から家業を手伝い、大人の人たちに可愛がってもらえたおかげか、自分は佐渡を嫌だと思ったことは一度もありません。人も自然も、すべてが大好きです。だけど佐渡産のものは、まだまだ知られていません。島外に限らず島内の人も、『こんなおいしい食材が佐渡にあるんだ』と言ってくださることが多く、もっと発信したいという気持ちが高まってきました」(須藤さん)
レストラン情報
La Plage(ラ・プラージュ)
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新潟県佐渡市窪田981-3
電話 0259-57-3751
Ryokan浦島
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