菊水鉾お茶席。”したたり”は亀廣永が生んだ京都祇園祭の味!うつわも人気

めぐり旅

 菊水鉾(きくすいほこ)のお茶席へ祇園祭宵山に行ってみました

今年も盛大な人気繁盛した前祭宵山に行ってきました。

菊水鉾(きくすいほこ)とは

菊水鉾(きくすいほこ)とは祇園祭前祭(さきまつり)に出る鉾のひとつ。
四条駅から西でひとつ進んだ 京都府京都市中京区室町通四条上る菊水鉾町先にあります。
菊水鉾の名は室町時代末の町内にあった千利休の師、武野紹鴎(たけのしょうおう)の邸内の菊水井(きくすいい)に由来します。
菊水鉾は幕末の元治元年(1864)の兵火で焼損しました。昭和27年(1952)に一部焼け残った懸装品部材を使って新しく作られました。

菊水鉾のお茶会とは

お茶席では甘菊(あまぎく)の露を飲んで、700歳の長寿を保ったと言われている能楽・菊慈童(きくじどう・枕慈童(まくらじどう)の舞姿を表した稚児人形に因んだ和菓子・したたりが出ます。
菊水鉾お茶席は例年7月13日から16日まで行われています。今年も裏千家・遠州流・表千家がそれぞれお席を務められました。
菊水鉾の前で2000円のお茶券を買います。(前売券は1600円)チケットをもって中に入ると、椅子席を案内されます。
祇園祭にちなんだ室礼、菊慈童稚児人形や粽(ちまき)、菊水鉾の姿を描いた掛物など飾られています。菊水の紋が入った特製の茶釜、茶道具も各流派が心込めてご用意していました。

菊水鉾お茶席”したたり”と菊水鉾茶会特製のお皿が楽しみ

用意されるのは、透き通るような涼やかな琥珀色「したたり」です。今年は深い紫色の器です。
口の中に入れると上品な口当たりと共に蜜の甘味が広がります。沖縄の黒糖と和三盆を使っています。京都「亀廣永」の銘菓「したたり」は、菊水鉢の茶席に献上されるために作られたもの。
名水である京都の「菊水の井」の清涼なしずくをイメージして考案されました。
このお茶会では、器はお持ち帰り出来ることになっています。裏面には「菊水鉾」と刻印されていて、毎年色も違うので、毎年通って揃えても楽しいですね。
ちなみに時間がない人のためには、受付で持ち帰り用の「したたり」とお皿を用意されていました。

「亀廣永」”したたり”を菊水鉾茶会でなくても味わいたい

当時亀廣永「したたり」京都の祇園祭の茶席限定のお菓子ですが、したたりのあまりの美味しさに、口コミで評判が広がり、要望に押される形で亀廣永で通年での販売が行われるようになりました。

1,301円(1本)

亀廣永
住所:京都府京都市中京区高倉通蛸薬師上ル和久屋町359
電話番号:075-221-5965
営業時間:9:00-18:00

祇園祭期間だけは京都伊勢丹で販売しています。

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